みなさんは、「資本主義」という言葉を聞いたことがあるかな?
資本主義は日本の経済にとってとても大切なことなんだ。
では、資本主義経済とはどんなものなのかな?
資本主義経済にはどんなメリットやデメリットがあるのかな?
今回は、資本主義経済の特徴について解説していくぞ!
資本主義経済とは?
カップラーメン、清涼飲料水、薄型テレビ、携帯電話、自動車など、日本にはたくさんの企業があるね。
これらの企業は、利益を得ることを目的として経済活動を行っているよ。
でも、企業を運営するにはお金が必要になるね。
元となるお金がないと、工場を建てたり人を雇ったりすることはできません。
こうした経済活動を行っていくための元となるお金のことを資本といいます。
そして、資本を元にして企業が経済活動を行っていく経済を資本主義経済というんだ。
例えば、自動車工場で考えてみよう。
車を90万円で生産して100万円で販売したとすると、10万円の利益がでるね。
この利益が次の資本となって、工場の設備の拡大や労働者の賃金につながっていくんだ。
企業は利益を上げるために、生産費を下げたり技術革新したりして、他の企業に負けない努力をしているよ。
資本主義経済の特徴は?
資本主義経済を一言にすると、自由にお金儲けをすること。
個人が自由に資本を持つことができて、資本を持つ資本家が労働者を雇って生産や販売をしていく仕組みになっているんだ。
では、資本主義経済のメリットとデメリットをみていくよ。
資本主義経済のメリット
資本主義経済のメリットは次の2つ。
- 企業間の競争が生まれる
- お金持ちになりたいというモチベーションが上がる
企業は利益を上げなければ成り立ちません。
同じような商品があったときは、自分の企業のものを買ってもらおうとします。
このとき、価格を安くしたり品質を良くしたり、他の企業よりもいいものをつくろうとして、企業どうしの競争が生まれるんだ。
そうすると、消費者の要求を実現しようと競争が激しくなって、経済が発展していくよ。
企業の利益が増えれば、労働者の賃金も上がっていくんだ。
みんなもいつかは大金持ちになりたいかな?
資本主義経済があることでお金持ちの資本家と労働者の階級ができて、労働者は資本家になることを目指しモチベーションを上げて働くようになるよ。
これは、企業にとっても働く人にとってもメリットがあるんだ。
資本主義経済のデメリット
資本主義経済の大きなデメリットは、貧富の差が生まれてしまうこと。
企業が利益を上げていけば、その会社にはたくさんの資本があるということになるね。
儲かっている企業では給料は高いけれど、そうでなければ給料はあまりもらえないこともあるんだ。
所得の格差が大きくなると豊かな人と貧しい人との貧富の差ができてしまい、社会的な不平等が生まれてしまうよ。
社会主義経済とは?
世界には、資本主義経済と社会主義経済の2つの仕組みが存在するんだ。
社会主義経済とは、資本家が持っている資本を国が全部管理して、すべての国民に平等に配給することをいうよ。
一言にすると、みんな平等にすること。
社会主義経済のポイントは次の2つ。
- 個人が自由に資本を持つことはできず、資本は国のものになる
- 企業の競争は行われず、国の計画に従って経済が進んでいく
企業の土地や設備、儲けた資本などのすべてのものは、国の持ち物になります。
国が利益を全国民に均等に分け与えることで、貧富の差や社会的な不平等を無くせるんだ。
だけど、企業どうしの自由な競争が行われないから、経済の発展が遅れることが多いよ。
資本主義経済と社会主義経済のまとめ!
資本主義経済のメリットやデメリットを見てきました。
資本主義経済ならではの特徴、社会主義経済との違いに注目しよう。
考え方が難しいところもあるけど、ポイントをしっかり押さえて理解しましょう!
資本主義経済 | 社会主義経済 | |
個人で自由にお金儲けをする | ポイント | 儲けたお金は国が管理してみんな平等に |
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特徴 |
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日本、アメリカ、イギリス、ドイツ など | 国 | 中国、北朝鮮、ベトナム、キューバ など |
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