【中学地理】ヨーロッパ州の農業特徴まとめ!テストに出やすいポイントをおさえておこう!

ヨーロッパの国では主に3種類の農業が行われています。

酪農、混合農業、地中海式農業の3つ

その分布地域は大まかにとらえると、それぞれまとまっています。

 

そして、ヨーロッパにはもう一つ

部分的に園芸農業という農業も行われています。

 

これら4つの農業について、まず分布地域をしっかり押さえ

各農業を比較しやすいよう

それぞれの農業について代表的な国や主な作物、そして飼育する家畜などをまとめています。

 

そして、最後にはテストに出やすいポイントも説明しています。

この記事を通して、ヨーロッパの農業についてマスターしていきましょう!

ヨーロッパ州の農業分布

ヨーロッパの農業は気候と大きな関わりをもって分布しています。

このことをふまえて分布を考えるとわかりやすくなります。

 

北部の冷涼な気候の所では酪農

中部では広く混合農業、これがヨーロッパの一番基本的な農業なんだね

南部の地中海性気候の所では文字通り地中海式農業

となります。

 

そして、都市の周辺部などで行われているのが園芸農業だ。日本でも同じように都市の周辺部でやっているよね。

 

主な農業は北から順番に酪農、混合農業、地中海式農業となります。

酪農

ヨーロッパの北部で行われるのが酪農です。

北部は気候が冷涼なうえ、かつて氷河時代には多くの土地が氷河に覆われていました。

そのため、ヨーロッパ北部の土地は、その氷河が削った岩や石などが堆積しているやせた土地になっているんだね。

だから、穀物の栽培に適さず、牧草地が多くなって酪農がさかんなんだ。

 

そして

酪農が代表的な国は、デンマークだ!

この国では、牧草地以外にも畑で多くの種類の飼料作物を作って乳牛に与えています。

大麦、エン麦(えんばく)、テンサイなどの作物を、土地を区切って、それぞれの耕地に1年ごとにローテーションを組んで栽培しています。

この栽培方法を輪作(りんさく)って言うんだけど、この言葉も覚えておこう。

 

毎年同じ耕地で同じ作物ばっかり作っていると、特定の養分ばっかり吸い上げて、土地がすぐに衰えてしまいます。

だから、輪作をすることによって、その土地の栄養バランスを保っているってわけだ。

 

ちなみに、輪作とは反対で

同じ作物を作り続けることを連作(れんさく)といいます。

この連作を行うことによって、土壌の養分などに問題が発生することを連作障害というので覚えておきましょう。

 

 

というわけで!

牧草以外にも色々な飼料を食べて育ったデンマークの乳牛からは、質のいい乳製品が取れるんだね。

このようなやり方が世界的に評価されて、デンマークは酪農王国と呼ばれています。

酪農王国デンマークだ!

 

そして、もう一つ酪農で有名な国が、オランダだ。

この国はポルダーという干拓地で有名な国で、何と国土の4分の1が海抜0m以下になっています。

このポルダーはもともと海底の土地だったわけで、土地の条件はよくありません。

 

だから、北部の国と同じように、このポルダーでは酪農がさかんです。

 

更に!

ヨーロッパの中部に位置する国なんだけど

酪農がさかんな国があります。それはスイスです。

スイスでの酪農のやり方は特徴的なので、要注意の国です。

 

その特徴は、アルプスの山を利用している点です。

夏になると、麓の村から牧草が生い茂っている山の上へ

冬になると、麓の村へと戻ってきます。

このように、家畜を移動させながら飼育するやり方を移牧(いぼく)といいます。

ちなみに、山の上ではチーズとかも作っているよ!

 

乳牛を飼育して乳製品を商品にする酪農は、デンマークなど北部の国とオランダ、スイスが主な国です。

混合農業

ヨーロッパで一般的な農業が混合農業です。ヨーロッパ中部の平野部を中心に広く行われています。

混合農業とは耕作と家畜飼育の組み合わせなので混合というわけなんだ。

 

公式的には、混合農業=耕作(主食物+飼料作物)+家畜飼育となります。

 

代表的な国はドイツフランスだ。

ドイツでは、パンになる主食物はライ麦と小麦(やせ地の多い北部では小麦に変わって、悪条件にも強いライ麦が多くなります)、飼料作物はジャガイモ(人間も主食で食べます)が多く、家畜は豚や肉牛を飼育して肉を取ります。

 

フランスでは主食物は小麦、飼料作物はテンサイが多くなり、家畜はドイツと同じく豚や肉牛だ。気候条件や土地条件がよいこともあって、小麦はヨーロッパ最大の生産をあげて輸出もしているんだ。ヨーロッパ最大の農業国がフランスだ!

 

肉を商品にする混合農業はドイツとフランスが代表だ。

地中海式農業

南部の地中海沿岸で行われるのが地中海式農業です。

代表的な国はイタリアで、スペインやポルトガル、ギリシャもそうだね。

 

この農業の特色は、夏に乾燥する地中海性気候と関係が深い。

乾燥する夏には、乾燥に強いオリーブやブドウ、オレンジなど果物をメインに作る。

そして、雨が降る冬には小麦をメインとして作っています。

そして、家畜はやはり乾燥に強い羊が多くなっています。

 

ただ、地中海式農業として代表的な国の中でも

イタリアについては注意が必要なんだ。

この地中海式農業が行われているのは、イタリアの半島部

北部のアルプス山麓地帯の平野では混合農業が行われているんだ。

この北部は気候も地中海性気候ではなく年中降水量が多く、ポー川というアルプスからの雪解け水が豊富な川も流れて、条件がいいんだね。

イタリア全体が地中海式農業というわけではなく

イタリア北部は混合農業、半島部では地中海式農業となっています。

ここは注意して頭に入れておこう!

 

オリーブやブドウ、オレンジなどを商品にする地中海式農業はイタリアの半島部やスペイン、ポルトガルが中心です。

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園芸農業

都市部の周辺でさかんな園芸農業、有名なのはオランダです。

野菜や草花をどんどん作っては出荷する農業だけど、オランダではチューリップの栽培がさかんだね、

 

酪農も盛んなので、オランダはチーズとチューリップの国と覚えよう!

 

ひょっとして、オランダは風車の国と覚えている人がいるかもしれないね。

このオランダ名物の風車は、干拓をする時に、水を排水するポンプを動かす動力として使ったんだ。

今でも排水は大事なんだけれど、電動ポンプを使っているから、風車は主に観光用に残しているんだよ。

テストに出やすいポイント(ヨーロッパの農業)

では、テストに出やすいポイントを整理しよう。

ヨーロッパ農業のポイント!
  • ヨーロッパの農業は北から酪農、混合農業、地中海式農業、そして一部の都市周辺部で園芸農業
  • 園芸農業以外は家畜の飼育をともなっている
  • それぞれ何を商品にしているかを押さえよう
  • 酪農の代表国は、デンマーク、オランダ、スイス(スイスは場所的にも、やり方も移牧形式で例外的)
  • 混合農業の代表国はフランス(ヨーロッパ最大の農業国)、ドイツ
  • 地中海式農業の代表国は、イタリア(半島部)、スペイン、ポルトガル
  • 用語としては、ポルダー、輪作も押さえておこう

 

ヨーロッパ州の農業は3種類プラス1

ヨーロッパの農業は結局4種類だね。

 

酪農、混合農業、地中海式農業の主要3種類と園芸農業だ。

 

それぞれの農業ごとに、代表的な国や代表的作物、飼育する家畜などを整理して覚えるようにしよう。

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