みなさんは、地方自治って知ってるかな?
地方自治は、私たちの声や行動でまちを変えていく地方の身近な政治のこと。
では、国と地方の仕事にはどんな違いがあるのかな?
地方の政治には住民がどんなふうに関わってるの?
テストに出題されやすいことを中心に、簡単に説明していくぞ!
Contents
地方自治とは?
私たちはまちのなかで、学校に通い、仕事をし、病院や買い物に行き、地域に根ざして生活しています。
住民は、地域で起こった課題を自分たちで解決していかなければならないんだ。
このように、地域の問題を住民が自らの意思と責任で決めていく政治のことを地方自治というよ。
地方自治は、都道府県や市町村などの地方公共団体を単位にして行われます。
地方自治の基本原則は、地方公共団体が独自に運営する団体自治と、住民自身が地方自治に参加する住民自治の2つ。
住民が民主主義を学んで政治に参加する機会になるために、地方自治は「民主主義の学校」ともいわれるよ。
地方公共団体の仕事とは?
国と地方公共団体は、次のように仕事を分担しているよ。
都道府県の仕事 | 市町村の仕事 | 国の仕事 |
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市町村の仕事ってこんなにあるの!?って驚くよね(^^;)
住民の生活に密着している仕事の多くは市町村が担当して、市町村の枠をこえた広い範囲での仕事を都道府県が担当することにしているんだ。
多様化した住民の要求にこたえられるよう、このように分担されているよ。
地方公共団体よりも国が行うのがふさわしい仕事は、国が担当します。
地方公共団体のしくみとは?
地方公共団体には、住民を代表して仕事を行っている重要な役割がおかれています。
それは、都道府県知事や市町村長の首長、都道府県議会や市町村議会の地方議会の2つ。
首長と地方議会の議員は、住民の選挙で選ばれるよ。
地方公共団体の選挙権と被選挙権は次のようになります。




①首長の役割
首長は、地方公共団体のトップとして住民の要求を実現するために、予算案や条例案の作成、地方公務員の仕事の指揮や監督などを行うよ。
地域の問題を解決するために、新しい取り組みを取り入れる首長もいます。
②地方議会の役割
地方議会は、住民のさまざまな声を反映させながら、予算の決定、条例の制定、行政の運営の監視などを行うよ。
条例とは、地方公共団体が独自で決めたルールのこと。
騒音対策、飲酒や喫煙場所の制限、景観や自然を保護する決まりなど、地域の課題に合わせたさまざまな条例があるんだ。
③首長と地方議会の関係
首長と地方議会は、いずれかが強くなりすぎないようにお互いのバランスをはかっているよ。
首長には議会の解散権や議会の決定した事への拒否権があるのに対し、地方議会は首長の不信任決議案をもっています。
住民のくらしを守り地域を良くするため、お互いに緊張感をもって責任を果たしていくことが大切なんだ。




地方公共団体の財政とは?
地方公共団体が収入を確保して住民のために必要な経費を支出する活動を地方財政というよ。
収入源は次の2つ
- 自主財源:住民税やふるさと納税などの地方税
- 依存財源:借金の地方債、国から交付される地方交付税交付金や国庫支出金
自主財源だけでは厳しいから、全国すべての地域の国民に公平な公共サービスを保障するために、地方交付税交付金や国庫支出金といった補助金が必要なんだ。
地方交付税交付金と国庫支出金の違いは注意!!
地方交付税交付金 | 国庫支出金 | |
決まっていない | 使いみち | 決まっている |
地方公共団体間の財政力の格差を解消するために国から支給される | 内容 | 義務教育、公共事業、社会保障など特定の費用の一部として国から支給される |
これらの違いをハッキリと言えるようにしておきましょう。
住民の権利とは?
地域の問題を住民の意思によって解決するには、住民が地方自治のあり方を直接決めるしくみが必要だよね。
私たちは住んでいる都道府県や市町村で、直接請求権という権利が認められていているんだ。
直接請求権には次のようなものがあるよ。
必要な署名数と請求先をしっかり確認しよう!




「新しい条例をつくってほしい」「あんな条例はなくしたほうがいい」というように、条例の制定や改廃を住民が請求できるんだ。
議会で過半数の賛成があれば成立します。
首長や地方議員の解職を請求できる権利をリコールともいうよ。
重要なことだから、必要な署名の数も多くなっています。
議会の解散やリコールは住民投票が実施されるよ。
市町村合併や廃棄物処理場の建設などの地域の課題について、住民の意思をはかるために住民投票が行われることもあるんだ。
まとめ
地方自治は、私たちに身近な政治のしくみ。
地方公共団体の仕事、地方財政、直接請求権は特に出題されやすいところ。
これらを中心にしっかり復習しよう!
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社会の勉強が苦手だ!
とにかく覚えられない。
参考書を読んでいても頭に入ってこないんだよ!


こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
私はめちゃくちゃ社会が苦手なので
こういった悩みにすっごく共感できます(^^;)
参考書に載っている用語を覚えなくちゃいけない。
それは理解しているんだけど…
山の名前、国の名前、偉人の名前…
参考書を眺めていても、想像力が働かなくて
ただの文字としてしか頭に入ってきません。
これでは、ただの暗記であって
知識にはなっていないのです。
にもかかわらず、ほとんどの社会の参考書は
大事なポイントが文字でまとめてあるばかり。
社会が苦手な人にとっては、マジ苦痛ですよねw
と、まぁ
参考書を眺めてばかりで
一向に理解が深まらなかった私は
社会の学習を半ば諦めていました。
しかし
ちょっと学習する方向性を変えてみました。
すると!
楽しいくらいに理解が深まるようになってきました。
参考書では学ぶことができなかった
深い部分までの理解、そして知識のつながりが
頭の中にすっと入ってくるようになったのです。
理解が深まってくると、学ぶ意欲も高まり
どんどんと積極的に社会を学ぶようになりました。
こうなってくると、参考書に書いてあった
今まではただの文字としてしか認識できなかった情報も
サクサクと理解できるようになってきました。
まさに相乗効果!って感じですね(^^)
さて!
私は、参考書を解きまくるという学習方法から
新しい学習方法に切り替えたことで結果が出始めたわけですが
その新しい学習方法とは…??
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という学習方法です。
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雑学的な感じで、いろんな知識を話してくれるので
どんどんと興味がわいてきて
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社会の知識が身についてくるし
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あとは、いろんな参考書を
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