【中学歴史】縄文土器と縄文土器の違いは?作り方によって特徴が分かれるぞ!

縄文土器と弥生土器にはどのような違いがあるのでしょうか。

それぞれ歴史学習の初期に学ぶため

知識があいまいになっていることが多いよね(^^;)

 

というわけで、今回の記事では

縄文土器、弥生土器の違いについて解説していきます。

これらの土器は作り方、使用目的の違いによって

大きく特徴が異なってきます。

 

では、それぞれの土器の違いについてみていきましょー!

縄文土器と弥生土器の違い

縄文土器の特徴、作り方

縄文土器の特徴は次の通り。

  • 厚手でもろい
  • 黒褐色
  • 縄目状のものが多い
  • 食料の調理、加工や祭祀目的で使用された

 

縄文土器は、明治時代に外国からやってきたモースという学者さんによって発見されました。

そのとき、モースが縄目状の土器ということで世界に紹介したことから、縄文土器と呼ばれるようになりました。

引用:wikipedia

資料でよく目にする縄文土器といえば、こんな感じのやつだね。

縄目がハッキリしていて、いかにも縄文土器って感じだ!

また、縄目が燃えさかる炎のように見えることから火焔(火炎)土器とも呼ばれているんだよ。

 

だけど、ここで一つ気を付けておきたいことが…

縄文土器というのは、すべてに縄目の模様があるわけではない!

ってことだ。

だから、縄目がなければ弥生土器なのかな?

と覚えてしまうのは危険だね。

 

縄文時代ってね

約1万年も続いた時代なんだ。

こんな長く続いた時代だから、縄文時代の中でも

草創期、早期、前期、中期、後期、晩期と時期を分けることができます。

そして、その時期に応じて縄文土器の形や見た目もちょっとずつ変わっています。

その中には、縄目がないような縄文土器も存在しているんだよ。

 

また、縄文土器は厚くてもろいという特徴があります。

この時代は、技術的に高温で土器を焼き上げることができませんでした。

そのため、縄文土器は低温で焼いて作ります。

そういうわけで、土器にもろさが出てしまうので厚手にしてカバーするというわけですね。

 

そして、縄文土器は食料の調理、加工や祭祀を目的として使用されました。

この時代には、ドングリなどの果実の重要度が増し、これらを調理するための土器として使用されました。

その他にも、派手なデザインから想像ができますが

祭祀目的としても使用されています。

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弥生土器の特徴、作り方

弥生土器の特徴は次の通り。

  • 薄手で硬い
  • 色は薄く赤っぽい
  • シンプルで左右対称のものが多い
  • 壺、甕、鉢、高坏など用途は様々

弥生土器は、東京都文京区弥生で発見されました。

その地名からとって、弥生土器と呼ばれています。

引用:wikipedia

弥生土器は、見た目がシンプル!

左右対称の形になっているものが多いです。

 

そして、縄文土器とは異なり

弥生土器は高温で焼いて作るため、薄手で硬いという特徴があります。

 

弥生時代には、渡来人によって稲作が伝わります。

すると、人々の生活も大きく変化。

土器の役割も変わってきます。

貯蔵するための壺。

煮炊きするための甕。

盛り付けるための鉢、高坏。

弥生土器には様々な役割があり、用途に応じて形も異なります。

縄文土器と弥生土器の違いまとめ!

縄文土器 弥生土器
丈夫さ 厚手もろい 薄手硬い
黒褐色 薄い赤っぽい
デザイン 縄目状のものが多い シンプルで左右対称
使用目的 食料の調理、加工、祭祀目的 貯蔵、煮炊き、盛り付けなど

 

縄文土器、弥生土器の違いを理解するためには、縄文時代と弥生時代それぞれの時代背景を知っておくことが大切ですね。

縄文時代は、狩猟や採集がメイン。

そして、技術的には高温で焼くことができず、土器は厚くてもろい。

 

弥生時代は、農耕がメイン。

そして、高温で焼くことができるので、土器は薄手で硬い。

 

 

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