【中学地理】アメリカが世界の食料庫と呼ばれる理由は?なぜ中国ではないの??

アメリカ合衆国や中国は農産物の生産が多い農業大国として知られています。

そういった背景から

アメリカは「世界の食料庫」と呼ばれているのです。

 

ん?なぜ農産物の生産が多いからといって、世界の食料庫なんて呼ばれ方をしているんだろう…

同じ農業大国である中国では、世界の食料庫と呼ばれていない、その理由は?

いろいろと疑問が湧いてくるよね。

 

というわけで今回の記事では、

アメリカが世界の食料庫と呼ばれる理由

言いかえると、農産物の輸出が多いということを統計で確認しながら解説します。

 

そして、アメリカは

なぜ世界の食料庫と呼ばれるまでになったのか?

その背景を次に学習していくよ。

 

さらに、アメリカの農産物輸出に影響を与える穀物メジャーについても解説するので、これも合わせてしっかり覚えていこう!

世界の食料庫=農産物の最大輸出国

アメリカ合衆国が世界の食料庫と呼ばれるのは、ズバリ、農産物の最大輸出国だからです。

というわけで、早速、統計(2016年)で確認してみることにしよう!

 

世界の農産物でも貿易量の多いベスト3が小麦、トウモロコシ、大豆です。

ちなみに米は同じように生産は多いけれど、主にアジアで作られアジアで消費されるので貿易量はこれらの作物より少ないんだ。

 

そこで、この3つの作物の輸出量を調べると、

アメリカはトウモロコシと大豆が世界1位で、小麦は2位になっています。そして生産量でもトウモロコシと大豆はアメリカが1位です。

アメリカで大量につくられた作物が、他国に向けて大量に輸出されていることがわかるね!

ちなみに、日本のこれらの作物の輸入量の半分以上はアメリカからなんだ。

特にトウモロコシと大豆は70%を超えており、食料や食料の原料になるものもありますが、主に家畜の飼料に使われています。

 

また、近年では中国もアメリカから大豆を多く輸入しています。

何と中国は大豆の輸入量が世界1位なんだ。

 

ところで

中国はアメリカと並ぶ世界の農業大国じゃなかったの?

輸入に頼らなくても、自国で作物を作ればいいじゃないか。

と、疑問に思う人がいるかもしれないね。

 

確かに、中国は農産物の生産は多いんだけれど

なによりも…

中国は人口が多すぎる!!

アメリカも3億人と多いけれど、中国はその4倍以上の14億人なんだね。

米も小麦も生産は世界1位だけれど、人口が多すぎて作物が不足している状態になっています。

そういうわけで、中国は

今では大豆以外に米の輸入量も世界1位で、小麦やトウモロコシも輸入しているんだ。

 

さらに、中国では富裕層を中心に食生活にも変化がみられ、肉の消費がどんどん伸びているんだ。

だから家畜の飼育頭数も増えて飼料が不足し、大豆の輸入が急増したわけだ。

 

中国は現在、これらの作物を輸入する国になってしまったので、とても輸出できる状態ではありません。

 

アメリカは最大の輸出国、中国は逆に輸入国ということになります。

これが同じ農業大国であっても

アメリカが世界の食料庫と呼ばれ、中国では呼ばれない理由だね!

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アメリカが世界の食料庫になった背景は?

アメリカ合衆国の中央部にはプレーリーやグレートプレーンズの草原地帯を開拓した広大な農業地帯が整然と広がっています。

 

小麦地帯ではもちろん小麦が、トウモロコシ地帯ではトウモロコシに加えて大豆がそれぞれ大量に生産されています。

 

農地が広大なので、これらを生産する農場では大きな農業機械を使った大農法が進み、働く人はそんなに多くありません。小麦の種を飛行機でまいたりすることも行われているんだ。

 

すなわち、生産にかかるコストが低いので、価格が低く競争力の高い作物が生産されるのです。

国内の需要を上回って大量に生産された作物は、余った分がどんどん輸出できるという仕組みだ。

 

国際競争力の高い低価格の作物を、最初から輸出目的で大量生産する。

これが、アメリカが世界の食料庫になった大きな理由です。

アメリカにある穀物メジャーって何?

アメリカには小麦などの作物の貿易を扱う大会社がいくつかあり、これらの商社群は穀物メジャーと呼ばれています。

この言葉は覚えておきたい重要語句だ。

 

生産量や在庫量によって穀物の価格が決まる取引に、この穀物メジャーは大きな影響力を持っているのです。

集荷から貯蔵、流通、輸出に至るまで、世界の食料庫を牛耳っているといっても過言ではありません。

 

また、アメリカには作物とその種子の開発や販売、流通などを専門に行う会社があり、穀物メジャーも含めて、そのような会社はアグリビジネス(農業関連企業)と呼ばれます。

 

穀物メジャーも含め、アメリカの農業はまさに企業的に行われているわけです。

まとめ!アメリカは世界最大の農産物輸出国だ!

アメリカでは機械化された大農法によって、国際競争力の高い低価格の小麦、トウモロコシ、大豆を大量に輸出して世界最大の農産物輸出国になっています。

これが、アメリカが世界の食料庫と呼ばれる所以ですね。

 

さらに、関連して覚えておきたい重要なキーワードが

穀物メジャー!

これらの作物の輸出に大きな影響力を持っているのです。

しっかりと覚えておきましょう。

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