藤原道長といえば、平安時代に摂関政治を行い
藤原氏の全盛期を築いた人物として有名だね!
テストにも出やすいポイントだからキーワードは頭に入っている人も多いと思う。
だけど、摂関政治ってどんなもの?
どうやって藤原氏は全盛期を迎えたの?
っていうことを具体的には分かっていない人もいるよね。
というわけで、今回の記事では藤原道長についてザっとまとめていくよ!
引用:wikipedia
藤原道長(966~1027年)
- ラッキーからトントン出世!
- 娘を嫁がせ、権力拡大!
- 摂関政治で藤原氏の全盛期
- 「この世をば~」望月の歌が有名
- 晩年は辛い思いも…浄土信仰に頼る
藤原家の5男からの大出世
藤原道長=摂関政治で全盛期!
というイメージが強いですが、初めからすべてが順調だったわけではありません。
道長は藤原家の5男として生まれました。
これが何を意味するか分かりますか?
当時は、長男から順に家をつぐ権利が与えられました。
つまり、5男である道長にとっては
5番目…ほとんど出世の道ないじゃん!
生れた瞬間から、結構はハードモードだったわけです。
しかし、そんな道長にもチャンスが巡ってくるのです。
なんと、藤原家の家督をついでいた
長男が病気によって亡くなってしまいます。
更には、次に家督をついだ者も病死。
あれよ、あれよと道長に順番が回ってきたのです。
ここでチャンスを生かし、
きっちりと能力を発揮した道長は
ここから出世街道を突き進むことになります。
娘を嫁がせ、外戚となる。望月の歌を披露
外戚(がいせき)という言葉をご存じでしょうか?
これは、母方の親族のことを表します。
当時は、子どもを母方の親族で育てることが多く
その分だけ、母方の親族には力があったのです。
そこでは、道長は自分の娘たちを
次々に天皇の后として送り込んだのです。
すると、天皇と娘との間に子どもが生まれ
道長自身は天皇の外戚として力を増していったのです。
なんと、道長は4人の娘を天皇の后にしているんだよ。
こうして、道長の権力はゆるぎないものになっていました。
ここであの有名な歌の登場です。
3人目の娘が天皇に嫁ぎにいったときに読まれたものです。
この世をば わが世とぞ思ふ 望月の
かけたることも なしと思へば
この世はオレのもんやで~マジでなんでも思い通りやし
オレの人生、満月のように欠けたところがないんや
マジ最高だぜ、アゲアゲ~↑↑
だいぶん誇張していますが、イメージとしてはこんな内容ですw
この歌は望月の歌として現代でも有名ですね。
摂関政治
藤原道長といえば、摂関政治ということで
ここはテストで点を取るためには必ず覚えておかなければなりません。
摂関政治とは、摂政と関白が政治の実権を握っている状態のことをいいます。
天皇が幼いとき、代わりとなって政務を行うことを摂政。
天皇が成人したあとも、天皇をサポートすることを関白といいます。
この政治体制は100年ほど前、858年に藤原良房が摂政を始めたことでスタートしています。
なので、藤原道長が摂関政治を始めたというわけではありません。
外戚などで力をつけていった藤原道長、
そして、息子の頼道の時代に権力を高めていって
摂関政治の全盛期を迎えたというわけです。
しかし、藤原道長は摂政を1年ほど行い
関白にはなることはありませんでした。
自身の権力地盤を固め、もう大丈夫だ!と感じてからは
息子の頼道に政治を任せたのでした。
なので、藤原道長=摂関政治というイメージですが
実際には、道長自身はそんなに長く摂関政治に携わっていたわけではないのですね。
望月は欠け、晩年は浄土信仰にすがる
まぁ、道長は人生を謳歌したことでしょう。
望月のかけたることもなしと思へば
こんな調子こいた歌を披露しちゃうくらいだからね。
しかし、そんな道長にも上手くいかない出来事が起こります。
それは病気です。
道長は晩年、病気に侵され
満足に生活が送れなくなってしまいます。
贅沢三昧をしすぎた影響で、体はボロボロになっていたのではないかと言われています。
病気に侵されてからの日々は
辛く、苦しかったでしょう。
そこで、道長は浄土教をあつく信仰するようになります。
これは「阿弥陀如来を信仰すると極楽浄土にいける」というものです。
道長は京都に法成寺を建て、そこで阿弥陀仏に囲まれながら余生を過ごしたといいます。
まとめ!
以上、藤原道長のやったこと、出来事についてのまとめでした。
大事なキーワードをまとめておきましょう。
- 藤原5男からの大出世!
- 娘を嫁がせ、外戚として力をつける
- あまりにも上手くいきすぎて、望月の歌を披露する
- 摂関政治で藤原氏の全盛期を築く
- 晩年は浄土教を信仰し、極楽往生を願う
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