豪族たちが調子こいてるぞ
このままでは、我が国は混乱状態に陥り
大変なことになっちまうぞ…
クーデターを起こすぞぉぉぉ!!!!
ってことで
大化の改新が行われていくわけなんだけど
今回の記事では
そんな大化の改新に関与していた人物について、まとめていこう!
おさえておきたい人物は4人
中大兄皇子、中臣鎌足
蘇我蝦夷、蘇我入鹿
図としては、こんな感じだね。
では、くわしく解説していこう。
大化の改新の人物くわしく!
乙巳の変
聖徳太子(厩戸皇子)の死後
まぁ、ノリに乗っていたのが蘇我一族だ。
蘇我蝦夷が父、その子が蘇我入鹿。
邪魔なものは排除すべし!!ってことで
聖徳太子の子である山背大兄王を自害に追い込むなど
独裁的な権力を持つようになっていきました。
蘇我氏の権力は、天皇をもしのぐほどになっていました。
これに待ったをかけたのが
中大兄皇子、中臣鎌足の2人でした。
ちょっと蘇我氏、調子乗りすぎじゃね?
このままの独裁体制が続くと、国力落ちてきてやばくね?
他国に攻め込まれちまうぜ…
よし、やっちまうか!
ってことで、2人は協力し
武力によって蘇我氏を倒すのでした。
この出来事を乙巳の変(いっしのへん)といいます。
引用:wikipedia
こちらの絵は、乙巳の変を描いた有名なものです。
蘇我入鹿が儀式のため、天皇がいる大極殿に入ってきたところ
そこに待ち構えていた中大兄皇子、中臣鎌足が斬りかかる。
驚いた天皇はその場を逃げ出している。
そんな緊迫したシーンを描いたものです。
なぜ、天皇の目の前でそんな惨いことを…
と思われるかもしれませんが
中大兄皇子と中臣鎌足は、この瞬間を待っていたのです。
そう、蘇我入鹿が大極殿に入るときには武器を持たないことを知っていたからです。
その後、立場が悪くなった蘇我蝦夷は自害。
こうして、クーデターを起こした二人は勝利をおさめ
新たな政治を行っていくことになるのです。
ここから2人により行われる
政治改革のことを大化の改新といいます。
大化の改新ではどのようなことが進められた?
では、大化の改新ではどのような政治が進められていったのかを見ておきましょう。
①公地公民
豪族や皇族が所有していた土地、人民をすべて国のものとしました。
②班田収授法
戸籍と計帳を作って、田を割り当て耕作させる。
③税制
古い税制を改める。
唐の律令を参考に以上の政治改革を進めていきました。
天皇を中心とした中央集権国家を作るべく、頑張っていったわけですね。
ただ…すべてがすんなり達成できたわけではなく
これらの方針が実現するには50年ほどの時間を要しました。
大化の改新の人物をもっとくわしく!
中大兄皇子
引用:wikipedia
中大兄皇子は、中臣鎌足と協力し大化の改新を進めていきました。
そんな中、朝鮮半島の百済からSOSが届いた。
唐と新羅がイジメてくるんすよ…
助けてくだせぇ…
そんな百済の声を無視することができず
支援部隊を大量に送り込みます。
しかし、撃沈!
見事、新羅と唐の連合軍に大敗してしまうのでした。
このときの大敗となった戦いのことを白村江の戦いといいます。
中大兄皇子は焦ります。
やべぇ、唐と新羅まじでパネェ…
怒らせちゃったかなぁ…日本にも攻めてくるのかなぁ…
と、ビビってしまいます。
その結果、防衛のため
九州の博多湾近くに水城を作るなどして守りに入っていくのでした。
その後、中大兄皇子は天智天皇となり
最初の戸籍である庚午年籍を作るなどし
自身が目指していた中央集権国家実現のため尽力していきました。
中臣鎌足
引用:wikipedia
中臣鎌足は、中大兄皇子と協力し大化の改新を進めていきました。
のちに彼が亡くなる際
天智天皇(中大兄皇子)から藤原の姓をもらいます。
よって、中臣鎌足から藤原鎌足になったってことですね。
名前が藤原になったんだ。
ふーん…
で、終わらせてはダメだ!!
ここで頭に入れておきたいのは
藤原鎌足とは…
平安時代に摂関政治で栄華を極めていく
あの藤原氏の祖にあたる人物なんだ。
藤原氏っていうのは、ここからスタートしてるってわけだね。
やっぱり歴史は流れで学習していくことが大事だね。
大化の改新の人物まとめ!
大化の改新に関する人物4人
中大兄皇子、中臣鎌足
蘇我蝦夷、蘇我入鹿
これらの人物について理解してもらえましたか?
中大兄皇子と中臣鎌足が協力し、蘇我氏を滅ぼす。
その後、2人は協力し政治改革(大化の改新)を進めていく。
中大兄皇子は即位し、天智天皇に
中臣鎌足は、藤原鎌足になる。
その後、藤原一族は平安時代に大活躍することになる。
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